発達障害のある子どもの育ちは「波があります」。これは珍しいことでも、悪い兆候でもありません。
なぜ「波」が起きるのか?
発達障害のある子どもは、発達の進み方が一直線ではないことが多く、次のような理由で「できた・できない」が揺れ動きます。
① 発達が段階的に進むため
発達は
停滞 → ため込み → 急に伸びる
という形を取りやすく、「昨日までできていたのに今日はできない」「しばらく変化がない」と見える時期が出てきます。
② 環境や体調の影響を受けやすい
・疲れ
・感覚過敏
・不安や緊張
・生活リズムの変化
これらの影響で、本来持っている力が出にくい日があります。
③ 発達のアンバランスさ
「ことばは伸びているけど、行動が追いつかない」
「理解はあるけど、表出が難しい」など、
領域ごとに成長スピードが違うため、波が目立ちやすくなります。
「後退した?」と感じるときの見方
実際には、力が消えたのではなく、使いこなせない時期であることがほとんどです。
- 新しい課題に取り組んでいる最中
- 発達の土台を作り直している時期
- 次の成長への準備期間
こうした時期は、外から見ると「停滞」「後退」に見えやすいのです。
支援・関わりで大切な視点
- ✔ 短期の変化で判断しない
- ✔ 「できた/できない」よりプロセスを見る
- ✔ 波がある前提で、環境と関わりを安定させる
特に、ことば・行動・学習の支援では
「昨日できたことを今日も求めすぎない」ことが、子どもの安心と力の定着につながります。
まとめ
🌱 発達障害のある子の育ちは、波があって自然
🌱 波があるからこそ、次の伸びにつながる
🌱 大切なのは「一時点」ではなく「長い目での育ち」
もし、
「この波は大丈夫?」
「見守りでいいの?支援を変えるべき?」
など気になる場合は、具体的な年齢や困りごとを教えてください。
ST(言語聴覚士)の視点で、もう一段踏み込んで整理できます。