お子さんの発音の誤り ‐こんな関わりどうですか?‐

発音が気になると、
つい「ちがうよ」「もう一回言ってみて」と言いたくなりますよね。

 

でも、おうちでいちばん大切なのは、
発音を何度も練習させることより、安心して話せることです。

子どもの発音は、毎日の会話の中で少しずつ育っていきます。
だからこそ、おうちでは“先生”になるより、
ことばのお手本をやさしく見せてくれる人でいてもらえると十分です。

 

たとえば、お子さんが
「たかな」と言ったら、
「うん、さかなだね」
と自然に返すだけで大丈夫です。

 

このとき大事なのは、
「ちがうよ」と強く直すことではなく、責めずに正しい音を聞かせること。
子どもは、安心できるやりとりの中で、少しずつ音の違いを学んでいきます。

 

おうちでできることは、こんなことです。

・お口の形が見えるように、顔を見てゆっくり話す
・長いことばより、短くまねしやすいことばでやりとりする
・言えなかった音より、言えたところをしっかりほめる
・「ちゃんと言うこと」より、「伝えたい気持ち」を大事にする
・ことば遊びや絵本を通して、楽しく音にふれる

発音が気になると、どうしてもそこばかり見てしまいます。

 

でも、子どもにとって大切なのは、「話すとわかってもらえる」「ことばって楽しい」という気持ちです。

その気持ちが育つと、ことば全体の力も、発音の育ちも伸びやすくなります。

 

もちろん、
・聞き取りにくさが強い
・年齢が上がっても気になる音が続く
・本人が言いにくさを気にしている
・園や学校でも伝わりにくさを指摘される

そんなときは、早めに言語聴覚士に相談して大丈夫です。

 

早く相談することは、心配しすぎということではなく、お子さんに合った関わり方を知るためのひとつの方法です。

ただ、「大丈夫だろう、小学生になったら良くなるはず」と、相談を後回しにするのは、お子さんの育ちにとって望ましくありません。

 

発音は、
急いで直すものではなく、
毎日の安心できる会話の中で育っていくもの。

ママやパパが焦らなくていいことも、子どものことばを育てる大切な力になります。